中国・広東省から神戸へ


豚肉屋から始まった、民生の歩み
現在は広東料理店として親しまれている民生ですが、その歩みは豚肉を扱う商いから始まりました。そこから時代の流れとともに形を変え、広東省にルーツを持つ家族だからこそ届けられる料理を提供する店へ。創業から長い年月を重ねる中で、南京町を訪れる多くのお客様に料理を楽しんでいただき、何度も足を運んでくださる常連のお客様にも支えられてきました。現在の民生につながる、大切な原点です。


「民生」という店名に込められた由来
「民生」という店名は、中国の革命家・孫文が掲げた「三民主義」に由来しています。三民主義とは「民族」「民権」「民生」の三つからなる思想で、その中の「民生」を店名として受け継いできました。料理の味だけでなく、店の名前にも中国との深いつながりが残されていることは、民生ならではの歴史のひとつです。長く親しまれてきた二文字の名前とともに、南京町でお客様を迎え続けています。
南京町とともに歩んできた年月

中国料理店や食材店などが軒を連ね、多くの人でにぎわう神戸・南京町。民生もこの街の中で、時代の移り変わりを見つめながら歩みを重ねてきました。観光で初めて南京町を訪れる方から、昔から変わらず足を運んでくださる常連のお客様まで、さまざまな方との出会いに支えられて現在があります。黄色い看板を目印に、これからも南京町の一員として、変わらず皆様をお迎えしていきます。
受け継いだ味を、これからの世代へ
時代が変わっても、民生が大切にしたいのは、これまで受け継がれてきた味とお客様とのつながりです。素材の持ち味を活かした料理を基本に、創業以来親しまれてきた「いかの天ぷら」をはじめ、民生らしい広東料理を提供してきました。長年通ってくださる方に変わらない味を届けること、そして初めて訪れる方にも民生の料理を知っていただくこと。積み重ねてきた歴史を大切にしながら、その味を次の世代へつないでいきます。




民生のルーツは、中国・広東省にあります。先代が中国から神戸へ渡り、故郷で親しまれてきた食文化を背景に、この地で商いを始めました。現在の民生で提供している広東料理にも、そのルーツは受け継がれています。異国の文化が行き交い、独自の街並みを築いてきた神戸・南京町。その地に根を下ろしながら、お客様に料理を楽しんでいただくことを大切に、民生ならではの味を今日までつないできました。